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日本の四季の中で、最も寒い冬である2月ですが、生活保護費はどうなっているのでしょうか。

2月の生活保護費には、12月の期末一時扶助の様に月によるボーナスはありません。

そのため特別な事情が無い限り、1月の保護費と同額の保護費が支給されることでしょう。

しかし、2月の生活は、人によって天国にも地獄にも変わりうる月であることを皆さんはご存知でしょうか。

「保護費の金額は1月と同額なのになんで?」

と思われる方も多いでしょう。確かに保護費は同額ですが、2月は少しだけ要素の違いがあります。

本日は2月という季節の特性と、生活保護の関係について記述したいと思います。

1 生活保護費が2月は天国な理由

2月の生活保護費はなぜ天国といえるのでしょうか。

それは、2月が1年で最も月の日数が少ない月であるからです。

そう、2月は通常28日、うるう年ですと29日しかありません。

ちなみに、うるう年は4で割り切れる年をさします。

2016年はうるう年ですので、2月29日までありますよ。

皆さんお察しの通りかと思いますが、生活保護費は月の日数が28日であろうが、31日であろうが支給額は変わりません。

つまり、31日の月と比べると、3日分も生活費が浮くという計算です。

1日当たりで考えてみましょう。

例えば、東京23区で生活保護を受ける場合、家賃を除く生活保護費は単身者の場合8万円前後です。

月の日数が31日の場合、8万円÷31日=2580円で、1日当たり2580円の生活費を使える計算になります。

2月が28日の場合、8万円÷28日=2,857円 / 1日

2月が29日の場合、8万円÷29日=2,758円 / 1日 となります。

1か月が31日の月と比べると、28日の場合277円、29日の場合178円分だけ、毎日多くの生活費を使うことができます。

2月を、31日の月と同じ水準の生活で行った場合、277円×28日=7,756円分の貯金ができるという計算になります。

この様な理由で、2月の生活保護費は12月の期末一時扶助についで、ボーナス月と言えるでしょう。

このことが2月が生活保護にとって天国の月である理由です。

2 生活保護費が2月は地獄の理由

さて、前項で2月は天国だというお話をしました。しかし、あなたの生活の仕方次第では2月が地獄の月となる可能性もあります。

なぜかと言うと、2月は1年で最も寒い月だからです。

はい、単純ですね。

単純ですが馬鹿にできません。2月は多くの世帯で光熱水費がめちゃくちゃ高くなります。

そう、2月は電気、ガス、水道と、どれをとっても金額が格段に上がる月でしょう。

電気代についてですが、冬場は日照時間が短いため、室内の電気を灯す時間が増加します。

水道、ガスは、冬場だけお風呂を貯めて入るという人も多いでしょう。

そして、最も出費がかさむのが暖房費です。

人によって、エアコンを使っている方や、こたつ、ストーブ等を利用して暖をとっている人も多いことでしょう。

1日中家で引きこもって暖房を使う方は、電気代が単身でも3万円以上になってしまうこともあるようです。

これでは、せっかく日数がいつもの月よりも少なくてお得だと言っても、他の月と比べると赤字になってしまいますね。

 

3 賢くお得に防寒対策をして、寒い冬を乗り切ろう

さて、暖房器具には多くの種類がありますが、どれが一番光熱費が安いのでしょうか。

安い順に比較をすると、

エアコン=コタツ > ガスヒーター > 石油ヒーター > オイルヒーターとなります。

実はエアコンとコタツが最も安くて効率的に暖をとれる冬のアイテムです。

ただし、あくまでエアコンもコタツも最新の機種で比べた結果です。

最新のサーモスタットが付いたコタツですと、1時間あたりの電気代は約4円とのことです。

エアコンは部屋の広さや設定温度によるのですが、最新型ですと、およそ1時間に4~10円程度の電気代が掛かる様です。

1時間4円であれば、24時間つけっぱなしにしても96円です。

1か月にすると2880円ほどということですね。

しかし、何度も言いますが、この金額は最新の機種での金額です。

古いアパートについているような昔のエアコンですと、何倍も金額が違ってくる可能性もありますからご注意ください。

暖房器具が古い人は、電気毛布等を1枚買うだけで冬場の生活がだいぶ改善しますので試してみてください。

4 2月は役所も空いている

ケースワーカーと深く相談をしたいことがある人は2月の寒い時を狙って行きましょう。

普段はめちゃくちゃ忙しいケースワーカーでも、2月は割と仕事が落ち着く職員が多いようです。

仕事が落ち着く原因は、やはり2月は相談に来るお客さんが少ないからでしょう。

そのため、ケースワーカーも親身になってあなたの相談に乗ってくれることかと思われます。

雪の日なんかは閑古鳥が鳴くほどに空いていますから、あえてそこを狙ってみるのもいいでしょう。

普段の喧騒とは全く違う生活保護窓口を味わえますよ。

いかがでしたでしょうか。

2月は最も光熱水費がかさむ月であり、もっともそれを節約できる月でもあると言えます。

この冬こそ節約を成功させましょう。

それでは本日は以上となります。

筆者:ねこ忍者
東京在住
生活保護法の研究をしています。
昨年に社会保障関係のNPOを設立し、日々奮闘しております。
生活保護制度について考え、皆さんの役に立てる記事の更新に努めます。

 

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