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「ストレス社会にお酒は欠かせない!」と言う方は多いかと思います。

筆者もお酒が大好きで、ストレス解消のためによく飲みます。

良く飲むと言っても毎日浴びるようにという訳ではなく、週に1~2日程度です。

昔は毎日結構な量を飲んでいたのですが、仕事柄アルコール依存症患者と関わることが多かったため、その恐怖を知ってからはお酒を控えるようになりました。

この記事を読まれているあなたは毎日お酒を飲みますか?

毎日欠かさず飲むと言う方は、アルコール依存症になる可能性が高いかもしれません。

アルコール依存症患者は全国に約80万人以上います。

そして、その予備軍であるアルコール依存の疑いがある人は、全国で450万人以上いるといわれています。

20歳以上の人口がおよそ1億人なので、人口の4.5%がアルコール依存症の可能性を秘めていると言える状況です。

本日は、読む人によっては耳が痛い、アルコール依存症について詳しくお話します。

なお、アルコールと体臭の関係については以下の記事も参考にしてください。

>>アルコールを毎日飲む人の体臭がくさい3つの理由とアルコール中毒になる飲酒量

>>もうお酒臭いなんて言わせない!アルコールのニオイを消す5つの秘訣

>>元アルコール中毒者が教える!毎日お酒を飲むことの7つのデメリット

>>脱アルコール中毒!毎日お酒を飲むことを辞めるための5つの方法

1 アルコール依存症とは

アルコール依存症は薬物依存の一種です。

アルコール摂取により精神的、肉体的な薬理作用に囚われ、自らの意志で飲酒コントロールができなくなる病気です。

飲酒のコントロールができないとは、飲む量、飲む状況、飲むタイミングの調整ができなくなることをいいます。

例えば、お酒を飲まないと眠れないから毎日飲むという方は、アルコール依存症に片足を踏み入れているかもしれません。

アルコール依存に陥ると、連続飲酒多量飲酒を繰り返し、肝臓や胃、腸の重大な疾患につながります。ある統計ではアルコール依存症患者の平均寿命は52歳といわれています。

また、依存症に陥ってからもなお、飲酒を繰り返した人の平均的な余命は、およそ10年とされています。

そして、自分自身だけの問題だけではなく、飲酒により親族や周囲の人間に迷惑をかけたり、事件や事故を起こしてしまうことが多いのもアルコール依存症の特徴です。

2 どれだけ飲めばアルコール依存症になるの?

アルコール依存症になるお酒の量と期間の目安は次の通りです。女性の場合は代謝量が男性よりも低いことから目安量も少なくなります。

●男性の場合

ビール・チューハイ・・・ロング缶3本以上(1500ml)

ストロング系のチューハイ・・・ロング缶1、5本以上(750ml以上)

日本酒・・・3合以上

焼酎25度・・・300ml以上

●女性の場合

ビール・チューハイ・・・ロング缶1,5本以上(750ml)

ストロング系のチューハイ・・・通常缶1本以上(325ml以上)

日本酒・・・1,5合以上

焼酎25度・・・150ml以上

これらの量を毎日継続して飲んだ場合、男性なら10年程度、女性なら6年程度でアルコール依存症になると言われています。

3 アルコール依存症の身体的症状

アルコール依存症は「死に至る病」です。連続飲酒は確実にあなたの体をむしばみます。

連続的な飲酒を繰り返すと、初期の症状として「アルコール性脂肪肝」となります。

その後「アルコール性肝炎」を経て、「肝硬変」から「肝臓がん」となり死に至ります。

肝臓は沈黙の臓器と言われます。

異変に気付いた時には既に手遅れだったというケースも良くあることです。

4 アルコール依存症の精神的症状

初期の精神症状としては気分が落ち込んだり、やる気がでなくなったりします。

アルコールとうつ病には相関関係があります。

飲酒初期には心が高揚し、自分が強くなったような感覚がもたらされます。

しかし、長期間の連続飲酒はうつ病のリスクを高めます。

また、もともとうつ病を患っていた方が、アルコール依存に陥るケースも多いようです。

アルコール依存症が重症化すると、幻聴や幻覚、妄想といった症状が起こります。

さらに、アルコール依存症と自殺にも相関関係が強いと言われています。

ある統計では自殺者の23%が、自殺前の1年間にアルコール問題を抱えていたそうです。

うつ病については以下の記事も参考にしてください。

>>うつ病の症状や原因と、うつ病を克服するための3つの習慣

上記記事では、うつ病の症状を少しでも緩和する日々の生活のコツを記述しております。

5 アルコール依存症の治療方法はあるのか?

アルコール依存症は「不治の病」と言われ、完治することが無い病気です。

そのため「一生酒を飲まない」ことが治療の方法です。

アルコール依存症専門の病院へ行けばシアナマイドという坑酒剤が処方されます。

抗酒剤とは、読んで字のごとく、お酒を飲めなくする薬です。

この薬を服薬した後に少量でも飲酒を行うと、激しい二日酔い状態となります。

お酒を飲みたくなくなるという薬ではなく、飲めない状況を作り出す薬なのです。

「シアナマイドがあれば断酒なんて楽勝じゃないか」

と思われる方も多いと思いますが、アルコール依存の治療はそんなに簡単なことではありません。

たしかにシアナマイドを飲めば、その日はお酒が飲めなくなります。

しかし、シアナマイドを服薬する前に、ふとしたきっかけで飲酒をしてしまい、それ以降薬を飲まなくなる人が非常に多いのです。

そのため依存症に陥った方が自分ひとりで断酒を行うことは困難を極めます。

アルコール依存症に有効な方法の一つに断酒会等の自助グループへの参加があります。

自助グループとは、アルコール依存症の当事者が集まり、お互いに結束を強めることで断酒と向き合っていこうというスタイルのコミュニティです。

6 なぜアルコール依存症は生活保護へ一直線なのか?

生活保護を受給する方の中でアルコールの問題を抱えた方は非常に多くいらっしゃいます。

アルコール依存症が重症化すると、働いて給与を得ることが難しくなることが原因です。

アルコールが抜けると手が震えたり、思考がまとまらなくなり仕事に集中することができなくなります。

その症状を抑えるために会社のトイレで飲酒をしてしまう方も少なくないようです。

しかし、仕事中に飲酒をしていることが同僚や上司にバレないわけがありません。

職場での飲酒が原因で仕事をクビになり、そのことがショックでまた飲酒量が増え、仕事が無くなったので1日中飲酒をしてしまうという悪循環が生まれます。

アルコールの作用により求職活動を行うやる気もでず、そうこうしているうちに貯金も無くなった。

「自分はもう自殺するか生活保護しかない。」

といった流れで生活保護を申請することとなります。

アルコール依存症者が生活保護を受けると、役所から通院指導や自助グループへの参加を指導されることとなります。そのあたりの詳しいことは、今後時間があれば記述したいと思います。

いかがでしたでしょうか。アルコール依存症は誰もがなる可能性を秘めた病気です。

酒は百薬の長」とは言いますが、それは適度の飲酒を行った場合のみです。

過度の飲酒は毒でしかありません。

もしあなたが毎日欠かさずお酒を飲んでいるとしたら、

その飲み方を考え直した方が良いかもしれません。

それでは本日は以上となります。

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筆者:ねこ忍者
東京在住
生活保護法の研究をしています。
昨年に社会保障関係のNPOを設立し、日々奮闘しております。
生活保護制度について考え、皆さんの役に立てる記事の更新に努めます。

 

 

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