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生活保護費は月によって金額が変更となることを皆さんはご存知でしょうか。

保護費が1円でも変更となる場合、役所から「保護変更決定通知書」というものが届きます。

しかし、この通知書は判読の仕方が難しく、一体何が変更したのかが分かりにくい様にできています。

また、生活保護費の支給日についても月によって変動する場合があります。

支給日の変動がいつ起こるか、支給額がいくら変動するのかを年間を通して理解することは、今後の支出の計画を行う際に役立ちます。

そこで本日は年間の生活保護費の支給日と支給額についてまとめたいと思います。

1 通常の月の保護費の支給日はいつか

生活保護の支給日は自治体によって多少の違いはありますが、概ねどこの自治体も月初に支払いが行われます。

口座支給の場合は月初の1日か2日

窓口支給の場合は3~5日ごろに払われることがほとんどです。

なぜ口座と窓口の支払い日がずれるかというと、窓口払いの場合、お金を1つ1つ役所の職員が手作業で封筒に詰める時間が掛かるからです。

役所の会計事務は月ごとに帳簿を付けています。その関係から前の月の月末にお金を銀行からおろして封筒に詰めるということができません。

お金を扱う事務のため、アルバイトやパートを雇うこともありません。

職員だけで窓口払いの保護費を封筒に詰めるのです。

そういった事から、窓口での保護費の支給は月の3~5日にかけて払われることになります。

また、口座、窓口ともに支払いが土日祝日になることはありません。

口座の場合、1、2日が土日になる場合、やむを得ず前月末に支払われることもあります。

2 1月と5月は保護費の支給日が変わるため注意が必要

保護費の支払い日が通常の月と変わるのが1月の支給日です。また、支給日が変わる可能性が高いのが5月の支給日です。

年末年始は、だいたいの役所が12月29日~1月3日まで休みに入ります。

そのことから、1月の生活保護費は12月25日~27日の間に支払いが行われることになります。

28日は予備日です。支払いに問題があった際の対処にあたる日となります。

5月の支給日はゴールデンウィークを挟むため支払い日が通常より早くなる可能性が高い月です。

GWはその年によって連休日数が変わるため、支払い日も変則的になります。

毎年4月にその年の支給日の表が配布されるので1月と5月の支給日は注意して確認を行いましょう。

3 生活保護費の支給額が必ず変わる月

生活保護費の支給額がどの世帯も必ず変化する月が年間に4つあります。

① 4月

② 11月

③ 12月

④ 1月

それでは一つずつ説明します。

3-1 4月はいろんな基準が変わる

1年で最も支給額の変動要素があるのが4月の保護費です。

4月は年度の切り替え月であるため、以下の保護費変動要素に影響があります。

1 生活保護基準額の見直しによる基準変更

2 年齢の変更による生活扶助基準の変動

3 学校の入学卒業による教育扶助、生業扶助、母子加算、児童養育加算の変更

4 冬季加算の削除

全世帯に毎年必ず影響があるのが4の冬季加算の削除です。

4月の保護費が支給されると、「保護費が減らされた!」という苦情の電話が殺到するそうです。

11月から3月の冬季期間の間にしかつかない冬季加算が、全世帯一斉に削除されるため保護費が目減りしたように見える事が原因です。

保護費が減額したと言うよりも、冬季に限り増額されていた加算が無くなり、4月は通常の保護費に戻ったと解釈するべきところです。

なお、4月の保護費の金額変更については次の記事で詳しく記述しています。

>>生活保護費の金額が4月に減額となる4つの理由

また、担当変更については以下の記事も参考にしてください。

>>生活保護の担当ケースワーカーが変更となる3つの理由

3-2 11月の保護費支給額の変更

4月に冬季加算が削除されるということは、加算される月もあるはずです。

それが11月です。先ほども述べたとおり冬季加算は11月~3月の間に加算されます。

11月に「保護費が増えた!」という喜びの電話は一切ありません。

増える分には皆さん気づかれないことが多いのですが、減額する時は生活が掛かっているためシビアです。

冬季加算の詳しい金額等についてはこちらの記事でも詳しく記述していますので参考にどうぞ。

>>冬季加算額まとめ

3-3 12月の保護費支給額は大幅に増額

12月は期末一時扶助という越年資金が支給されるため、1年間で最も保護費が多くなる年です。

こちらについては1月に支給されると勘違いされる方も多くいらっしゃいます。

期末一時扶助の支給月は12月の保護費です。

期末一時扶助の詳しい金額等については別の記事でも記述していますので参考にどうぞ

>>生活保護費の金額が12月は1万円以上増額!期末一時扶助まとめ

3-4 1月は保護費が減額されたように感じるため注意!

1月の保護費は1万円以上の金額が減額となるため、1月から基準が変わったのかと勘違いする方も多くいらっしゃいます。

しかし、これは単純に12月だけに支給される期末一時扶助が無くなった事が原因です。

期末一時扶助は12月だけにしか支給されません。

1月は4月に次いで「保護費が減額された」という苦情が多発する月の様です。

ケースワーカーも忙しいので勘違いでクレームを行う事は避けることが賢明です。

また、12月初めに、12月分保護費が支払われ、12月末ごろに1月分が支給されるため、生活費の使い方には注意が必要です。

年末になって、今月はなんだか手持ちのお金が多いと勘違いして散在する方がいらっしゃるようです。

お金が増えたわけではなく、支給される日が早まっただけです。

このことを忘れると2月分の保護費支給までの間にひもじい思いをすることとなります。

心に深く留めておきましょう。

>>1月の生活保護費の要注意点

>>2月の生活保護費は天国と地獄?

いかがでしたでしょうか。

生活保護費は年間で支給日も違えば支給額も変動します。

冒頭でも述べましたが、このことをおさえておくことで、家計の管理が効率的に進みます。

ぜひ皆さんの支出管理に役立ててください。

それでは本日は以上となります。

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