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急に家電が故障してしまったけど、まとまったお金が無い。

そんな時にクレジットカードによる分割払いを行う方も多いでしょう。

しかし、ここで疑問が生まれます。

生活保護を受けていて、クレジットカードを使っても良いのでしょうか。

また、そもそもクレジットカードの保有自体は可能なのでしょうか?

生活保護を受給されている方の中には、クレジットカードを使ってはいけないと勘違いされている方が多数いるようです。

また、インターネットで検索を行うと、クレジットカードを利用するだけで生活保護が廃止停止になる等といった間違った知識を提供しているサイトも多々あります。

結論から言うと、生活保護でもクレジットカードの保有や利用は可能です。

筆者が厚生労働省へ問い合わせを行い確認しましたので間違いありません。

本日は、厚生労働省への問い合わせでわかった、生活保護とクレジットカードの関係について詳しく記述したいと思います。

1 クレジットカードの保有や利用について

ネット上で調べた結果、多くのサイトがクレジットカードの保有自体がダメだと間違ったことを書いています。もしもカードを持っていた場合、すぐに解約するようにケースワーカーから指導される等といった全くのデマが横行しています。

しかし、生活保護法のどの条文、どの通知を読んでも、保有を禁止する条文・条項は見当たりません。

厚生労働省によると、「クレジットカードについては保有を認めない根拠がない」とのことから、クレジットカードの保有を容認しています。

つまり、どの条文にも書いていないから禁止では無いということです。

それでは、クレジットカードの利用による翌月一括払いは借金にあたらないのでしょうか?

こちらについては、代金の支払いが翌月になるだけで、実質的には保護費のやりくりから生活が成り立っているため、借金では無いとの見解です。

それでは一括払いでは無く、分割払いはどうなのでしょうか?

2 クレジットカードでローン(分割払い)をしても良いのか?

生活保護を受けていて最も困ることの一つが、急に家電等の高額な家電が壊れることです。

冷蔵庫や洗濯機が壊れると生活に支障をきたしてしまいます。

これらの大型家電は、10~20万円以上と高額であることが多く、生活保護受給者が手軽に手の届く代物ではありません。

そんな時に月々5000円でリボ払いや分割払いができたらと思う方もいらっしゃるでしょう。

結論から言うと、生活保護でもリボ払いや分割払いは許されます

こちらも、厚生労働省への電話により回答を得たのですが、「リボ払いや分割払いを認めない根拠は無い」との回答でした。

つまり、リボ払いや分割払いを利用してもOKとのことです。

しかし、何を買ってもOKというわけではなく、あくまで生活費必需品に限ります。

生活保護法第60条に、「生活保護受給者は支出の節約を図らなければならない」

という条文があります。

高額なブランド品をローンで買うといった無駄遣いは、法第60条に引っかかりますので注意しましょう。

3 クレジットカードのキャッシング利用は可能か?

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クレジットカードの利用がOKとのお話をしましたが、キャッシングはあくまで借金です。

生活保護を受けていて借金をすることを禁止する条文はありません。

しかし、生活保護の制度上、借金も収入の対象となります。

借金をした金額分が収入認定となり、生活保護費が減額されることとなりますので、注意しましょう。

4 クレジットカードのポイント還元はどうなる?

クレジットカードを利用していると、ポイントが貯まり、現金に換えられたり、商品を受け取ることができたりすることがあります。

ポイントについては、ポイントとして存在する限りにおいては収入ではありません。

しかし、ポイントが現金となると収入となってしまいます。この場合、その他臨時的収入として、8,000円を超える額が収入の対象となりますので、必ず収入申告を行いましょう。

ただし、現金ではなく、品物に変えたり、支払いの一部に充当する等の方法を摂れば収入では無くなります。

上記のことからポイントを現金に換えることは得策ではありません。

必ず品物への還元や、支払いへの充当としてポイント利用を行うようにしましょう。

5 生活保護でもクレジットカードの審査は通るのか?

およそどのクレジットカード会社も、職業欄に生活保護と記入すると審査が通りません。

あまりウソをつくことはお勧めしませんが、どうしてもカードを作りたいという人は、

カード会社に勤める知人からの情報によると、職業欄に「農業」「古物商」といった職業を書くことで審査が通る確率が高まるようです。

あとあとバレても、カード会社の信頼が落ちるだけで、法的に処罰されることもありません。

ただし、こちらの方法についてはあくまで自己責任で行うようにしてください。

 

いかがでしたでしょうか。

生活保護でもクレジットカードは利用可能です。

より良い利用を行い、生活の向上となるように努めましょう。

それでは本日は以上となります。

筆者:ねこ忍者
東京在住
生活保護法の研究をしています。
昨年に社会保障関係のNPOを設立し、日々奮闘しております。
生活保護制度について考え、皆さんの役に立てる記事の更新に努めます。

 

 

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