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生活保護を受けていると、医療費については全額、行政から支給されることになります。

これは、外来通院時だけでなく、入院した際の医療費についても同様です。

 

病院でお医者さんから入院の話を持ちかけられたあなた

お医者さんに言われるがままに入院日を決めたりしていませんか?

そんなあなたは、要注意!!

実は、生活保護のお金を最大限効率的に受給できる入院日というものが存在します。

場合によってはあなたの生活保護費が5万円以上お得になる場合だってあります。

本日は生活保護で入院する場合の仕組みについてご説明します。

1 入院すると、生活保護の金額が下がる?

生活保護で入院をしてから1か月が経過すると、生活保護費の金額が引き下げられることになります。

なぜなら、入院している間は病院から食事の提供がありますし、電気、ガス、水道も料金がかからなくなるからです。

東京都に暮らす単身者の場合ですと、入院することで約5万5千円程度の保護費が引下げられることとなります。

その世帯の生活費相当額が、入院日用品費という入院時の基準に置き換えられるため、このような引き下げが発生します。

入院日用品費は全国一律で23,060円です。

東京都の場合、家賃を除く生活費相当分は約8万円です。

この生活費8万円が、入院をすると23,060円に引き下げられるのです。

差額はおよそ5万5千円

日々切りつめて生活している人にとって、これは非常に大きいですよね。

それでは、このような引き下げを回避する方法をこれから紹介しましょう。

2 入院日を自分で決められる場合、絶好のチャンスです

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もし、あなたの病気が急性のものではなく、手術による入院や、経過観察による入院等の場合、ご自身でいつ入院するかを決められる場合があります。

そのような場合は非常にチャンスです。

入院日をその月の2日目に設定しましょう。

そうするかしないかで、あなたの生活費の引き下げのタイミングが変わってきます。

なぜ、入院日をその月の2日目に設定するのでしょう。

先ほども言いましたが、あなたの保護費は、入院の基準に変更となることで減額されます。

この入院基準へ変更されるタイミングがミソなのです。

基準は、入院日の翌月1日付で、入院の基準に変更されます。また、その月の1日目に入院した人については、その月から入院の基準に変更となります。

例えば、10月31日や11月1日に入院した人は、11月1日から生活費の基準が23,060円に引き下げられます。

では、11月2日に入院日を変更した場合はどうでしょう。

入院基準への引き下げは翌月1日付です。つまり、12月1日から23,060円の入院基準へ引き下げられるのです。。

 

10月31日や11月1日に入院 ⇒ 11月から保護費が入院基準へ引き下げ

11月2日に入院 ⇒ 12月から保護費が入院基準へ引き下げ

 

入院する日にちの差はたったほんの数日です。

しかし、この数日の違いで、11月から保護費をがっつり引下げられる人がいる一方で、

11月分は満額の保護費を支給をされて、12月から入院の基準になる人がいるのです。

この差額は、単身者の場合、タイトルに述べたとおり5万円以上の金額差となります。

ただし、この方法が通用するのは、入院日数が1か月を超える場合です。

1か月を超えない入院の場合は、入院基準への生活費の引き下げはそもそもありません。どの日に入院しても生活費は変わりませんので注意しましょう。

 

3 まるで錬金術、入退院を上手く繰り返すとお金が増える?

生活保護の制度は、スキが非常に多い制度だと言われています。

その一つが、入退院を繰り返すことでの錬金術です。

先ほど、入院日が1か月を超えると、生活費の引き下げが起こるという話をしました。

裏を返せば、1か月を超えないと、生活保護費は満額支給です。

では、29日間入院して、1日だけ退院し、また次の月も29日間入院するということを繰り返すとどうなるでしょう。

食費は3食健康的な食事が病院から提供されます。

電気ガス水道代もほとんどかかりません。

医療費も全て役所持ちです。

これを繰り返せば、あなたの保護費は毎月5万円以上貯金できる計算になります。

ただ、先ほども述べたとおり、あくまで理論上の話です。

私は29日での退院を繰り返している方を実際に見たことがあるのですが、非常にまれなケースです。

多くの病気は1度の入院で完治するため、そんなに頻繁に入退院を繰り返すことはできません。

くれぐれも、わざとケガをしたり等と無茶はしないように

 

4 入院時の家賃はいつまで支給されるのか?

入院時に皆さんが一番気にされるのが、住んでいない家の家賃分はちゃんと支給されるのかということです。

ご安心ください。家賃相当分は6カ月までの入院なら支給が継続されます。

入院が6カ月を超えると、長期入院という扱いになり、賃貸の契約を解除する必要が出てきますので注意が必要です。

これが嫌な人は、5カ月と29日以内に、1日だけでも良いので退院しましょう。

そうすれば、次の入院日からさらに6カ月までの家賃が支給されることとなります。

いかがでしたでしょうか。

この手段を知っているだけで、生活費が5万円以上も違ってくるのです。

覚えていて損は無いですね。

 

それでは本日は以上となります。

筆者:ねこ忍者
東京在住
生活保護法の研究をしています。
昨年に社会保障関係のNPOを設立し、日々奮闘しております。
生活保護制度について考え、皆さんの役に立てる記事の更新に努めます。

 

 

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