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前回の記事では、生活保護の申請場所や、書類、質問される内容等をお話してきました。

・生活保護の申請場所と、申請に必要な8つの書類
・生活保護の申請が通りやすくなる3つのコツ
・生活保護の申請時に聞かれること/え、こんなことまで聞かれるの?

さて、あなたは無事に生活保護の窓口で申請書を提出し、申請が通りました。申請成功おめでとうございます。

生活保護の申請が通った場合、生活保護が無事に開始される確率は9割以上と言われています。つまり、申請を行った時点で、あなたはほぼ、生活保護を受けられたも同然です

。しかし、この後の訪問調査などで不審な点を発見されたり、預貯金や資産を隠していたりすると、生活保護が却下されるどころか、不正受給未遂で訴えられる可能性があるので注意しましょう。

それでは、申請後から生活保護受給開始までの流れを説明します。

家庭訪問調査 (室内状況の調査)

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申請の1~5日後に、生活保護のケースワーカーがあなたの家庭を訪ねます。

ケースワーカーとは、生活保護の開始後、あなたの専属の担当となる担当者の事をいいます。CWなどと表記されることもありますが、トイレみたいでなんだか微妙な略し方だと思う方が大多数の様です。

家庭訪問でどういったことを調査するかというと、部屋の間取りや、トイレ、風呂の有無、整理整頓のされ具合などを見られます。また、部屋の状況から、申請した人以外の人が住んでいる可能性等もよく見られています。

例えば、一人暮らしの男性のはずなのに、女物の傘やヒールがある場合等です。特に、運悪くベテランのケースワーカーが担当についた場合は、かなり細かな点まで良く気づいて指摘されることとなるでしょう。

また、申請された方の中には、60型のテレビがあったり、高級家具があったりするお宅もあるようです。これらについては売却益が数十万円にならない限りは保有を認められますので特に気にする必要はないようです。

家庭訪問調査  (経歴聞き取り調査)

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ひととおり室内のチェックが済むと、今度は生活歴の聞き取り調査に入ります。

「え?また?」と思われる方も多いでしょう。そう、またです。生活保護の申請時に聞き取った内容をもとに、ケースワーカーが疑問に思う点や、さらに細かく知りたい内容等を掘り下げて聞かれることになります。

なぜ、ここまであなたの経歴や生活歴を聴き取るかと言うと、あなたの生活困窮に至る背景を細かく洗い出したうえで、あなたにとって一番良い自立の道を共に考えるためです。聞き取った内容は今後の指導や助言の参考となります。

また、聞き取った内容は記録として保存されます。役所の人事異動は3~4年に一度あるため、担当者がころころ変わる場合があります。そんな時でも、あなたの経歴を記録として残しておけば、それを読むだけであなたの人となりを理解することができるようになります。

記録はあなたとケースワーカーをつなぐ架け橋となります。

経歴などに嘘をつかず、真面目に答えるように心掛けましょう。

以上で家庭訪問調査は終了します。家庭訪問調査はおよそ1時間から2時間程度かけて行われます。前後の時間にはゆとりをもってその日の予定を立てましょう。

生活保護開始決定

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さて、家庭訪問から数日後、担当のケースワーカーから電話連絡があり、生活保護の結果についてお知らせがあります。

生活保護の開始が決定したら、次はお金の受け取り日時を知らせてくれますので、印鑑を持参し、窓口に行きましょう。これで晴れて生活保護が正式に決定となります。

では、保護が通るまでの期間はだいたいどれくらいなのでしょうか?生活保護法の規定では、保護の申請があった日から14日以内に決定を下すことが原則として書かれています。ただし、特段の事情があれば申請から30日までその期間を延ばすことができるので注意しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。生活保護の申請だけでも大変だったのに、その後も、家庭訪問調査に来たり、何日も待たされたりして気が気でないと語る申請者が非常に多い印象を受けます。

しかし、保護が通ると、その先には最低限ではありますが、経済的に保障がされますので、ここで嫌がらずにケースワーカーの言うことを素直に聞きいれましょう。

では、本日は以上になります。

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